主夫しゃちょーの考え事

オカネだけじゃないアセット作りについて

資産が大台突破した後、生き方の選択~なぜ主夫をやってみようと思ったのか?~

 

すがじんです。こんにちは^^

 

自分はいわゆる「脂が載ってこれからバリバリ会社で活躍していく年代」なわけですが、会社でサラリーマンすることを辞めました。おいおい事業主やろうとは思っていますが、一度主夫経験してみたいなと。一見すると謎な選択肢をとったので、今日はなんでそんな道選んだの?というお話


自分のためにも棚卸しとかないとね

 

目次

 

 

我が家のざっくり情報

 

・すがじん:80年代生まれ、サラリーマン時代は通勤時間片道1.5~2hほど

・嫁さん:同い年、公務員、通勤時間は片道30min前後

・子供:公立学校に通う長女、公立保育園通いの長男と次女

・住まい:首都圏に中古の一軒家保有、嫁さんの実家近く、共働きと子育てを両立するため

 

すがじんはそこそこのモーレツサラリーマンだったように思います

 

エンジニア時代は25時寝の5時起きが続くとか、普通

 

コンサル時代は毎日出張で、新幹線移動。月朝出勤の金夜帰宅。クライアントから見た成果出さなきゃと必死
自分を追い込みすぎて鬱と診断され、クスリ服用したり。でもクスリは暫定対策なので、根本対策で自分の認識のクセを無理くり改善してみたり。鬱を克服しちゃうなんて、ちょっとタフすぎ!?

 

事業責任者時代は新規事業を立ち上げてすぐにお金を稼がないといけなかったので、土日も結構潰してたっけ

 

そうはいっても、仕事一辺倒にはなりたくなかったので、プライベートも大事にしたかったので、プライベート含めてマルチプロジェクト管理してました

 

・・・

 

聞きました?

 

「マルチプロジェクト管理」ですって

 

なんとまぁ

 

家族との私生活をプロジェクト呼ばわり・・・( ゚Д゚)

 

ちょっとここまで書いてみて、息苦しー、気持ちわりー、何してたんだろ自分、というキモチになる^^;

 

後に嫁さんに「窮屈です」と指摘されるのですが、当時の自分は色々うまく回してるつもりでいた・・・

 

でもね、家族旅行とか行っても、仕事が頭から離れないんですよね、会話が上の空になってしまう

 

歳を重ねるごとに、これは何か違うのかもしれない、となんとなく違和感を抱くようになっていきました

 

 

 

ある休日、息子くんの泣き顔

 

ある時期、30代半ばのすがじんは、とある新規サービスのプレスリリースを控え、休日も自宅での作業を含めて追い込み真っ最中でした

 

ちょうど会社に入社して1年ほど、そろそろ目に見える形で結果を出さないといけなかった

 

『ヤバイ、終わらない』

 

『これじゃー世に発表できない』

 

『これじゃー恥ずかしいものをリリースすることになる』


・・・

 

『あー、子供がチラチラ声かけてくる、邪魔だ』

 

『なんで嫁さんは子供を制御してくれないんだ』

 

『なんで嫁さんはすがじんの時間を尊重してくれないんだ』

 

『ヤバイ』

 

『ヤバイ』

 

『ヤバイ』

 

・・・

 

パンパンに膨れ上がった風船


そんなマジで火を噴く5秒前、当時3歳の息子くんが止めの一針

 

「パパ、あそぼー」

 

その瞬間、風船は破裂してしまった

 

「うるせー!!!!!!!!!!!!!」

 

机をバンッッッッッッ!!!!!


あの時の息子くんの表情は一生忘れられないです

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ただ父親と触れ合いたかっただけの息子くんと、そんな息子くんを怒鳴りつける父親の図・・・

 

表情の変化は一瞬のはずなのに、スローモーションでニコニコ顔から涙だらけのクシャクシャ顔に変わっていった

 

クシャクシャ顔、今でもすがじんの記憶の中ではモザイクのまま・・・

 

息子くんの深層心理に大変なものを植え付けてしまったかもしれない

 

そんなすがじん自身にとってもトラウマ

 

間違いなく、大事なものを間違えている、そう確信した瞬間でした

 

これが、家族との時間を本当に大切にしようと思うようになった、一番のトリガーでした

 

 

時間効率を求めて幸せ効率が下がる

 

なんせ私生活も含めてマルチプロジェクト管理しているものですから(><)、長い通勤時間も無駄にしない、最大限有効活用する!

 

土日?時間効率MAXでしょ、1日複数用事は当たり前!!

 

旅行?時間効率MAXでしょ、徹底的に予定詰め込む!!!

 

・・・


うん、嫌ですね苦笑

 

そりゃ、嫁さんに「窮屈です」といわれるわけですよ
ホント、愛想つかさずにいてくれてありがとう

 

守銭奴ならぬ時間奴、時間の貧乏性

 

嫁さんの辛抱強い指導のおかげで、今では1日1用事にできるようになりました

 

この意識、価値観の変革は大変だったなぁ

 

「ゆったりした時間を過ごす」

 

「この瞬間を大事に過ごす」

 

「満ち足りることを知る」

 

こういった感覚をカラダに浸み込ませることができたのは、本当に嫁さんのおかげ
窮屈な自分で色々大変だったでしょ、スイマセンでした^^;

 

 

 

死ぬことを意識した時期

 

30代になってから、悪性リンパ腫を疑われて検査入院をしたことがあります

 

夏なのに38.5℃の熱が3~5日続く、それが隔週ペースで発生する、このセットがなんと!10ターン弱も続く、という気持ち悪い症状

 

「不明熱」と呼ぶそうです

 

検査入院の最中、病室から家路に向かう嫁さんと当時5歳の娘の背中を見ながら

 

『ガンかもしれないとか、急だよなぁ、そんなこと思ってもみなかった』

 

『このまま本当にガンですとか、そこから死んじゃうとか、なくもないんだよなぁ』

 

『そしたらあの二人の今後はどーなっちゃうんだろう』

 

なんてことが頭を駆け巡っていました

 

結局、原因不明で釈放されましたが、死は突然来るのかもしれないと思わされた出来事でした

 


そして、唐突に祖父の他界の知らせが入りました

 

参列中、幼少期の祖父との思い出が頭をよぎりました

 

同時にこんなことも思いました

 

『隣に参列している両親も遠からず見送られる側になる』

 

『そもそも、その前に祖父と同じように、呆けて子供を認識できなくなるかもしれない』

 

『それも唐突にやってくるのかもしれない』

 

検査入院と祖父の突然の他界から、家族といつまでも一緒にいられるわけではない、ということを深く認識するのでした


こう思うのは自分だけ??

 

そう思っているときにとある父娘のやりとりが目に飛び込んできました。双方、スーパーキャリアの持ち主です

「お父さん、人生で最も大切なことに気付いたじゃない。ハーバードで、ハーバードのMBAを卒業した人達の人生を何十年も追いかける研究をしているの。そのなかで、大成功した人が、人生の終わりを迎えたころに、『あなたの人生で、心残りは何ですか?』って質問に、8割の人は、『家族と過ごす時間をもっと持てば良かった』って言ってるの。お父さん、やっと、大切なことが気付けたね」

 

家族と過ごす時間て実は人生で大事なのに、ハーバード卒ですら、なぜか見落としてしまうみたいですね

 

仕事の成功を幸せと思ってしまう、というか

 

なぜそうなるのかは、おいおい整理してみようかなと思っています

 

 

 

今しかない時間、主夫の選択

 

すがじんは、努力と超幸運が重なり、ミニマムライフしていれば働かなくても生きていけそうな資産を作ることができました

 

もちろん働き続ければ、共働きのダブルインカムどころか、金融資産までもがお金を稼ぐトリプルインカムも実現できたのですが

 

子供が小さいのも、親と奥さんも健康なのは今のうち
気づけばあんなにかわいかった長女、こんなに年取ってるじゃないか
そして憎まれ口までたたくようにT^T

 

せっかくなら、一度くらい、家族と過ごす時間を徹底的に大切に過ごしてみてもいいのではないか??

 

と、主夫やってみようと思い立ったのが2020年初めでした

 

たぶん、働くのはいつでもできる

 

今はLIFESHIFTの時代(推薦図書ご参照)、勤め人やるならキャリアダウンしたっていい

 

ほぼゼロから事業を作った経験も積んだ、本気になれば何かしら事業を作ることもできるはず

 

社会との接点も、テクノロジーが発展した現在、自分次第でキープできるはず

 

これまで保育園の送り迎えや家事はすべて嫁さんに押し付けてきた

 

嫁さんは仕事を思う存分できなかったはず

 

たまには嫁さんが仕事を思う存分やったっていいじゃない

 

それを支える形もあっていいじゃない

 

こんな経緯で主夫やってみることを選択したのでした

 

 

主夫の動機

  

もちろん、それなりに得体のしれない不安はありますが、それってやったことないから怖いだけ

 

やってみれば何かしら糸口はつかめるものでしょ

 

 

おわりに

 

きっと、当たり前にあるもの(今回であれば家族)は幸せの本質なんだけど、なぜか見過ごしてしまうものなんでしょう

 

空気とか水とかと同じで、あることが当たり前になっちゃう

 

なくなって初めて気づき、後悔する、、、というのは嫌ですよね

 

この1年は色々取り戻してみたいなぁと思います

 

それにしても、棚卸してみると、自分はだいぶ偏ってるなぁ

 

あー恥ずかし^^;
まー偏ってたから、気づけたわけで、ラッキーっちゃラッキーか

 

ではまた次回!

 

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推薦図書

 

LIFE SHIFT:テクノロジーの深化を見据えて、100年時代の柔軟な生き方を提唱

 

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