資産が大台突破するとわかったらどーする??その3:アセットアロケーション
すがじんです。こんにちは^^
金融資産がいきなり大台突破しちゃうという事実にビビってた1年前。その資産が目減りするリスクを考えると恐ろしくて仕方がなかったすがじん。ちょうど先日、「お金がはたらく」アセットアロケーションがひとまず完成したので、若いころとの比較をば。ちょっとでも精神的自由を目指す皆さまの参考になれば^^
目次
前編
アセットアロケーションとは
「全資産を特性の異なる資産に配分すること」です
ハァ??
ですよねwすがじんもそんな反応になりました^^;
何かといいますと
投資対象(投機含め)って色々あるじゃないですか
株式、債券、外貨、不動産、商品先物、などなど
それらの特性って、大きく三つに分けられます
- リスクとりながら高いリターンを狙うグロース資産
(株式)
- リスクを押さえて一定の収入を得るインカムゲイン資産
(債券、不動産)
- 将来の為替変動、インフレ/デフレで価値が毀損しないヘッジ資産
(外貨、不動産、商品先物)
これらの3つの特性に資産を割り当てましょう、配分しましょう、という考えです
巨額の金融資産が目減りすることを考えただけでガクガクブルブル状態だったすがじんは、お金がはたらいて逆に増えていくしかけの作り方を求めて、勉強会を行脚していました
そんな時に出会った言葉・思想です
機関投資家にとっては馴染みのある言葉、(日本の)個人投資家にとってはあまり馴染みのない言葉
新たな言葉を知るだけで、新たな世界が開けます。すがじんはラッキーでした
米国の大手運用会社バンガード社の調査研究によると、、、
「アセットアロケーションの違いが月次リターンの差異の77%を決める」だそうです
銘柄選定や売買タイミングよりもアセットアロケーションが重要
これは、プライベートバンカービジネスをやってる人たちにとっては常識ですと
「アセットアロケーションが資産の成長の9割を決める!!」と話しているプロもいるくらい
いきなりXX社の株買う!!じゃなくて、まずはアセットアロケーションから作る!!らしーよ
他分野でのアロケーション例
分野違えど、これらも同じような考えですよねー
【例①】生活での時間配分
仕事、趣味、娯楽、ボランティア、修行w
→ うまく配分すれば幸せ感や充実感が最大化
【例②】仕事での時間配分
探索業務(新技術調査など)、創造業務(サービスづくり、顧客づくりなど)、定常業務(サービス保守、メール確認など)
→ うまく配分すれば自分の生産性やキャリアが最大化
【例③】生活でのお金の配分
家計の配分をどうするか(消費、浪費、投資)
→ うまく配分すれば幸せ感や将来への安心感が最大化
【例④】特殊業務
※ここマニアックな話なので、わかる人向けということで^^;
自動車の熱エネルギーマネジメント設計
大規模光学システムの光エネルギーマネジメント設計
→ うまく配分すれば顧客価値の最大化、競合優位性に
アセットアロケーションは実はエネマネ系のエンジニアとムチャクチャ相性良いんじゃないか!?と、すがじんはひそかに思ってます!!
すがじんのアセットアロケーション
すがじんは、1年ほどかけて、アセットアロケーションを設計・実装していきました
自分なりに考えてみて、外部の有識者にぶつけて意見貰いながら修正し、外部パートナーのご支援を通して実装していったものです
一般的に出回っているフレームワークに当てはめると、こんな感じ
ふーん・・・
て、これだけ見るとなりますよね・・・
ちょっと違う切り口で見てみましょう
こっちのほうがわかりやすいかな
夢資産、成長資産、安心安定資産に分けて整理したものです
期待値17.6%って結構すごくね??
トップファンドマネージャーの基準のひとつは「年間10%以上のリターンを10年連続で実現できるか」だとか
それなりに、夢のある資産設計ができたような気がします
これから結果がジワジワ出てくる。どーなることか!?
上述の「アセットアロケーション実例」シートは、異なる特性、異なる値動きをする投資対象の組み合わせを考えるのに使ってました
会社経営でいうところの、事業ポートフォリオを検討するのに相当します
そのうえで、「想定リターン・想定リスク」シートを使って、リスクとリターンのバランスを考えてました
金融資産の目減りに恐怖していたすがじん、これで安眠できる日々キター(・∀・)
ここで実例をご紹介したのは、自慢したいから、ではありません
いいたいことは、「金融資産づくりだけに専念する」よりも、「本業で能力資産を培い、スキルの幅を広げながら、金融資産作りに臨む」ほうが、より良い結果に至りやすいのではないか、ということです
こう考えるようになったきっかけ→資産を大台突破するのに、投資一辺倒で臨むのがよいのか否か??
すがじんの例でいうと・・・
・非金融出身のすがじんが他業界で培ってきた考え方
上述のエネルギーマネジメントとか
・エンジニア経験や事業経営経験で培ってきたリソース配分の考え方、エクセルスキル
・新規事業立ち上げ経験やコンサル経験を通して培ってきた調査能力、情報収集能力、自問自答能力
情報にお金を払う意識を含め
これらを活かして出来上がったアセットアロケーションだなぁと振り返って思うわけです
本業は、本気で頑張ると、いいことあります!!スキルが身につきます!!
だからアーリーリタイア目指すという若い皆さんは、いま一度本業に目を向けてみるといーんじゃないでしょうか
20代・30代・現在の比較
じゃー、20代、30代のころのすがじんはというと??
うろ覚えですが、ざっくりこんな感じ
今となっては、過去の自分に色々つっこみあります
- 20歳代後半
株式:とりあえず投資信託と自社株で投資デビュー。Good^^
オルタナティブ:FXでギャンブル、高レバレッジで資金を溶かす(涙)、Bad
現預金:比率高すぎ^^;、もったいない><
実物資産:ゼロ、もったいない>< - 30歳代前半
株式: 国内外のアクティブ系投資信託を数本、自社株。前進!
オルタナティブ: リスク減らしてスワップ金利目的でFX、それでも資金を溶かす(涙^2)、bad
現預金: 適正な配分にシフト、good!
実物資産:ゼロ、もったいない><
必死こいて金融知識を色々つけた、今のすがじんが若かりし自分に言いたいのは、もうちょっと安全で着実なお金の増やし方やりながら、ちゃんとお金の勉強すればいーのに、ということ
まぁあの時リスクをとって痛い目にあってるから、今があるんだけど^^;
具体的には、米国株式平均の積立投資や不動産投資とかやればいーのにーとね
ということで、身近な人たちにヤレヤレ口うるさい、最近のすがじんなのでしたw
このアセットアロケーションは、取れるリスクとか資産規模とか年齢とか、個々人の状況によって変わるモノなので、絶対的な正解があるわけではありません
ただ、一度配分を決めたらその後は定期的にリバランスをかけていけばよいという、半機械的な作業に落とし込めるので、すがじんは気に入っています!!
おわりに
巨額の金融資産が舞い降りたすがじんは、失う恐怖に怯えてました
だから、本気でアセットアロケーションを考えられたのでした
先日、一通りの実装がおわって、振り返ってみたら、、、
本業で培ってきたスキルがだいぶ活きていた、ということに気づいたのでした
やっぱり金融資産と能力資産の両方を高めることが大事だなと
その結果、精神的自由を得られるんじゃないだろーか!?
多くの人たちが、老後の2000万円足りません問題から解放されるよう、色々働きかけたいなぁと思う今日この頃
ではまた次回!!
P.S.
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連打もウェルカム、すがじん、喜びます^^
推薦図書
初めての人のための資産運用ガイド: アセットアロケーションを知りたい人向け